信号のない、ストップサインだけの交差点では、一時停止後に基本的にはその交差点に最初に差し掛かった車から進入できます。周囲の状況をしっかり見て、順序を乱さないように気をつけましょう。
路上試験の時は、自分に優先権があるのに出遅れ、他の車に先を越されたりすると減点の対象です。
4方向全部にストップサインがある交差点と、2方向のみの交差点との違いもシュミレーションして慣れておきたいですね。
ロータリーは反時計回りの一方通行です。Stopサインがなければ、ロータリーの手前で必ずしも一旦停止せずに注意して侵入すればOKです。そしてロータリーから出て行く車が優先になります。その意味で、一旦入ってしまえば自分が優先になります。
踏切り
アメリカでは、普通乗用車は踏み切りで止まってはいけません。15マイル程度にまで速度を落とし、そのまま止まらずに渡りきって下さ い。ただし、バス・タンクローリー等の大型車輌は踏切りでの一時停止が義務付けられております。前にそのような車が走っている場合には、例外的に踏切り手 前で一時停止することを忘れないで下さい。(州によっては大型車、特殊車両は一旦停止や普通車でも徐行が義務づけられてるところもあります)日本で走っていた時のクセで一旦停止、減速をすると、後ろの車に追突される場合があり危険です。注意しましょう。「止まらないで徐行」が正しいのですが、ほとんどの踏切では電車が滅多に来ないこともあって、徐行している雰囲気さえ、あまり感じられません。
踏切があることを示す標識の一例です。(RR は Rail Road の意)
信号のない四つ角ではALL WAY STOPというルールがあります。(標識あり)
これは一旦停止をして 先に停止線に到着した車から発進するというルールです。早いもの順。
ほぼ同時に停止線に到着した場合は右側にいる車が優先のようです。譲り合いの精神で「お先にどうぞ」と合図して他の車に先に行ってもらってもいいでしょう。
ここでは以下の3点に注意してください。
1 ★ 交差点に先に入った順に優先権あり。
2 ★ どちらが先か微妙なときは右側の車が優先。
3 ★ 一方の道路に停止線が無ければ (STOPが無ければ)、そちらが優先。
歩行者優先
信号のない横断歩道に人が待っていたら、停車して歩行者を渡らせてあげましょう。
スーパーマーケットの出入り口付近は歩行者が多く、車が来ていても歩行者は道を横切ります。必ず停車して歩行者を優先させましょう。
州によっては歩行者が絶対に有利な法律がある場合があるので気をつけてください。
例えば赤信号で横断していた歩行者をはねてしまった場合でも車が悪くなる、という歩行者保護の法律があります。(MA州など)そういう法律がある州では 歩行者は信号無視をする傾向があるので運転には神経を払ってください。
スクールバスが停車して児童らの乗降時に後続車および対向車線から接近してきた車は停止し、児童らが乗降し終えるのを待つ必要があります。片側複数車線の 大きな道路の場合、対向車線の車は停止しなくてもいいことになっていますが、児童が乗降する場所の多くは交通量の少ない小さめの道路なので、”スクールバ スから児童が乗降している場合は停車する”と覚えておいたほうが安心ですね。児童の乗降中はスクールバスの車体左側にストップサインがついたバーが掲げら れます。児童の乗降が終わったら、そのストップサインが完全に収められ、バスの上方四隅にある赤い点滅灯が消えるのを確認してから発進するようにしましょ う。ストップせず無視した場合、$1000程の罰金、そして1年間の免許証停止になります。 (壁を隔てた反対方向にスクールバスが止まっている場合は、 停止しなくても大丈夫です)
学校の近くの通りには<school>とかかれた黄色いサインが出ています。特に制限速度が低く設定
されています。走行には十分に気をつけましょう。
生徒・児童の乗り降りのために停車する場合、赤い派手なランプが点滅するとともに、車のサイドに折りたたんである「STOP」の標識が展開されます。この 間、安全確保のため、スクールバスの追い越しが禁止されるだけでなく、対向車もバスの手前で停止しなければなりません。そんなわけで、バスの後ろについて しまったら、慌てずにゆっくり進みましょう。そのうち曲がってくれます。